日本人はみかんが大好きです。(好きな人がほとんどではないでしょうか)
みかんは、手軽に食べられるし、サイズも丁度良い。そして果物の少ない(少なかった)冬の時期の果物でもあるため、非常に重宝されました。
歴史的には江戸、明治の頃より本格的に栽培が行われていましたが、近年は微減傾向にあります。
また、ここで言う「みかん」は「温州みかん」の事です。「ウンシュウミカン」。
これは種が無く、甘みのある手のひらサイズの柑橘です。いちいち説明しなくてもほとんどの人が知っている果物なので、今回は割愛します。
みかんの生産量について
みかんの生産は、裏年というのがあります。
1年毎に良く実が付く年と、数が少ない年があります。
これによって収穫量が違います。
通常、表年は小粒、裏年は大粒のみかんが出来ます。
ただ、この状態はあまり良くない(価格も上下し、収入も安定しない)ので、
ある程度は調整するとのことです。
ですが、2010年は裏年でも猛暑などの影響により粒にばらつきがあったり、
猛暑の後の雨で、いっきに水分を含み、裂果してしまったりと非常に大変な年です。
過去の生産量とどれくらい変わるのか心配ですね。
みかんの出荷量(農林水産省資料より)
順位 | 県名/出荷量 |
2005年 |
2006年 | 2007年 | 2008年 | 2009年 |
1位 | 和歌山県 | 180.3 | 139.7 | 185.4 | 158.3 | 173.8 |
2位 | 愛媛県 | 171.4 | 113.8 | 168.3 | 134.0 | 147.3 |
3位 | 静岡県 | 123.6 | 999.0 | 146.2 | 997.0 | 115.5 |
この出荷量からも、本年は裏年だとおわかりになると思います。